「薬玉」、「くす玉」、「くすだま」、「クスダマ」。
そんな文字を見つけると、条件反射でぴたっと視線が止まってしまいます。

しかし、よくよくみたら
「うひょおぉっっ !!」
ということも、しばしば。

要するに単なる見間違いというヤツで、こういうことに遭遇するとしばらく「ニヤニヤ」に陥ってしまいます。一人でニヤニヤしていてもつまらないので、研究成果として世間に公表し、みんなにもニヤニヤしていただくことにしました。

よぉーく見ると、点がひとつありません。
「やくおう」と、よみます。たぶん。
古代の中国で名医のことを言ったようです。
よく見なくても、文字がひとつ多いです。
かやくだま。火薬を玉状にしたもの。
語順が逆です。
たまぐすり。弾薬のことです。
よぉーく見ると、点がふたつ増えています。
漢字で書くと「葛玉」です。
葛菓子です。
似てるんだか、似ていなんだか。
漢字だと「奇し御魂」。神秘の力を持つ霊魂のことです。
この単語の中に「く」「す」「た」「ま」の文字があります。

くしたまぐすり : 奇玉藥とかけり 大江傳云 治一切之血症之神方と大同類聚方に見えたり
(参考文献 :『和訓栞』谷川士清 編. 成美堂, 1899.)

スウェーデンの王様です。
Gustav Eriksson Vasa。 在位 1523~1560 年。

レポート : 2012年 5月 30日

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