ファンシーフレームは、 Mio さんに珍しく、なかなかスマートな作品。と、本人は思っています。
モジュラー率もそう低くありません。しっかりとつながって、仕上がりも、がっしり。すっきり。しかも、デコレーションパーツで色々遊べます。
Mio さん自慢のこの作品は、実は最終的な形になるまでに何度か形を変えています。どんなふうな進化をたどったのか。その経緯をどや顔でご紹介します。
アラベスクジョイントでつなぐ作品を作ってみたかったので、とりあえず、形を作りジョイント部をこねくって、つないでみました。できた形は左写真。
パーツが 5 つ集まるポイントに、星形の隙間が空いています。これが、気に入りません。
この星形の隙間は、くすだまの全体的な安定感に影響を与えています。つまり、作品がふわふわしています。
まぁ、そこがおもしろい。とも言えますが、 残念ながら今回目指しているものとは、少し違います。
ジョイント部をぴょーんと伸ばしてみました。できた形は右写真。
星形だった空洞が、五角形になっています。ちょっとは、しっかりしてくれたようです。
しかしながらこの形が一番安定するのは、馴染みにしている形の中で探ると、6 枚で組んだときの立方八面体 (他にもあるかもしれませんが) 。
まぁ、よしとしてデコレーションパーツで飾ってみましたが、やはり何かヒットしません。
もっと感覚的に掴めるように、こういうふうなんを作りたい。というものを作製してみました。
五角形の隙間はタック (襞) で紙を寄せて、接着剤で貼り合わせています。
作っているうち、フォールドロックで留められるということに気がつきました。どうするかな。と、2 秒悩みましたが、アラベスクジョイントでつなぎたいという情熱を、ほったらかしにはしたくなかったので、さらっと無視することに。
最終的な形です。3 の理想の形とは若干違いますが、Mio さんにしては上出来。うまくアラベスクジョイントでつながりました。 (フォールドロックはもちろん不採用)
一番大きく変わったところは、パーツの太さ。比べるとよくわかります。
「2. 伸ばしてみる」の写真で使っていたデコレーションパーツをリサイクルしてセットした作品を、ギャラリーで紹介しています。
ファンシーフレーム ver.ダイヤ