「世界は陰謀でできている」とブックマンは言ったけど、それだけじゃないな。加えて、この世界は「愛」と「奇跡」で、できている。
「やっぱりあなたのような職の方ってなんでも陰謀に見えちゃうんですか?
オペレーションとか、笑っちゃう。」(ココ)
「あぁ。見える。この世界は陰謀でできているからな。君みたいに金も力もあるのが裏でコソコソやるもんだから、寝る暇が無い。」(ブックマン)
(ココとブックマンの会話 by ヨルムンガンド PERFECT ORDER 第21話 NEW WORLD Phase.2)
また突然、強烈な「愛」という感情が沸いて来た。
その日は起きた時から、なんとなく気分がすぐれなかった。感情も、負の感情がぐるぐる。思考も悪い方向へぐるぐる。
時間が経つにつれて、その感覚はどんどん強くなっていって、そのうち暴走しはじめてしまった。
うっかり負のスパイラルにはまってしまったんだな。
コーヒーを沸かして、朝ごはんを料理をして。
できあがった野菜炒めをもりもり食べて。
その間もずっと負の感情が、勢い良く私の中をぐるぐる。落ち着くどころか、ますます暴れまわっている。
で、そのごはん中、白菜やらキャベツやらをハミハミしながら、何気なくテーブルの上に置いてあった缶チューハイのカンをぼけーっと眺めていた。
すると、それは突然起こったんだな。
まるで閃光のように、自分の中に「愛」という感情がよぎって、「!!」ってなっているうちに、まるで水っぽい墨汁で半紙に文字を書いたみたいに、じわーっと滲んで広がって、あっと言う間に私を支配してしまったんだ。
この世界は「愛」でできているということ。「愛」だけがこの世界を変えることができるということ。「愛」だけが人を救えるということ。「愛」は最強だということ。
そういうことが閃きのようにわかった。…というか、思い出した。
「あ。」とか、「う。」とかいう間も無く、その「愛」を意識しているうちに、「嬉しさ」とか「喜び」とか「幸せ」とか、そういうのも同時に遠くに、でも確実に沸いて来るのが分かった。
そして、みるみるうちに、自分がここにいる。という感覚になって、この世界がとても好きだ。愛おしくてたまらない。という感情に、すっかり満ちてしまった。
あの、今までぐるぐるしていた負の感情は、まるで存在していなかったように、跡形もない。嘘のようだった。もう、完全に「愛」に凌駕されてしまっていた。
ぜんぶ、一瞬だった。
強烈すぎる「愛」という感情は、どんな負の感情をも凌駕する
以前にこういうことが起こった時にも思ったけど、こんな強烈な「愛」という感情を感じている時は、人は誰かを憎んだり、恨んだり、嫌ったりするなんて、絶対にできないだろうな。と真剣に思う。
たとえば、自分に対して、残酷なひどいことをする人がいたとして、頭ではその人のことを、許せない。憎い。恨みたい。呪いたい。仕返しをしてやりたい。などと考えても、どんどん溢れて来る「愛」という感情が、そんな考えを波のようにさらって行ってしまう。
理屈じゃないんだな。
ほんとうに頭ではどうすることもできないんだ。この強烈な「愛」には「思考」の入る余地なんてないんだ。
無限にこの世界のことがとても好きだと感じ、たとえ、どんな良いことでも、悪いことでも、この世に起こる、何もかもが愛おしいと思ってしまう。
少し時間がたつと、思考はいつもどおりに迷走しはじめて、自分が感じたこの「愛」について、いろいろな考えが四方八方からポコポコ ポコポコ湧き出て来た。
「愛」という感情を持っていない人はいない。どんな人にでも「愛」はある。と、私は思っている。
家族愛。友情。信頼。感謝。誰かや何かを大切に思うこと。守りたいという気持ち。救いたいと思う気持ち。ちからになりたいと思う気持ち。役にたちたいという気持ち。寄り添う気持ち。共感する気持ち。
自然を美しいと思ったり、平和や静寂を感じたりすることも、ぜんぶ愛だと思っている。
ただ、私の感じたこの「愛」という感情は、普段私が抱く「愛」の何百倍も強くて、深くて、広くて、なんか、とてもつなく果てがない感じがした。
そして、かなり能動的(aggressive)な感じ。たとえば相手に対して「ゆるす」という感情があるけど、あれは私の中では「受動的(passive)」な感情。(もちろんその根底には「愛」があるんだと思うけど)。
私が感じたこの「愛」は「ゆるす」んじゃない。積極的に「愛す」んだ。
イエスさまは、ほんとうに強烈に「人々」を愛していた。そう感じる。
しあわせな王子とツバメは、たとえ天使に拾われるという設定がなくても、ただただ、しあわせだった。
そう、思う。
しっかり読んだことがなかったけど、今読み返してみたら、この王子って、かなり強引だな。 最初のころ「エジプトに行きたい」という、ツバメの訴えを無視しまくってるぞ。
幸福の王子 / 原作:オスカー・ワイルド / 翻訳:結城浩
2021年12月12日
このことが起こったのは、ここ数日のことではなくて、今月の12日(12月12日←自分用メモ)。ほぼ2週間前。
なぜそんなことが起こったのかわからないし、どうやってそれが起こったのかもさっぱりわからない。神さまからのギフト(←お歳暮?)かもしれない。
それからはずっと、その「愛」が心に灯っているように、この世界を視ることを意識している。
まぁ、私のことだから、いつまで持つかは分からないけど。
祈り
今日は12月25日。降誕祭(クリスマス)。イエスさまの生まれた日。
癒しを求めるすべての人に癒しがもたらされますように。
平和を望むすべての人に平和がもたらされますように。
すべての人に愛が降り注ぎますように。
すべての人に神さまの祝福がありますように。
Pentatonix – Amazing Grace (My Chains Are Gone) (Official Video)
Pentatonix – 12 Days Of Christmas (Official Video)
Pentatonix は、5人じゃなくて、絶対15人くらいいる。と、思っている。
Home Free – What Christmas Means To Me
Home Free のコメディっぽいの、結構好き。
余談
ところで、冒頭で引用した「ヨルムンガンド」は、高橋慶太郎氏原作の漫画(2006 - 2012)。2012年にアニメ化された。私はアニメしか観ていない。
ここからネタバレ↓
内容は、世界中にさんざん武器を売ってまわっていた武器商人の主人公が、平和を望んで量子コンピュータを開発し、世界中のネットをハッキングし、世の中を平和にする。というのがオチの作品。「ヨルムンガンド」とは、その計画の名前。
実際に世の中を平和にできたかどうかは描かれてなくて、私には単に、たくさんのいろんな武器でたくさんの人が死ぬ。というだけの話という印象だった。ただ、こういう裏の世界は実際にありそうだな。とも、思った。
ちなみに、量子コンピュータって2011年には出来ていたらしい。
どういったものなのか、wiki調べてみたけど、私の脳みそで理解できるものは何にもなかった。(←残念な脳みそ)
量子コンピュータ / Wikipedia
量子コンピュータの実用化加速へ/理化学研究所