パーツをまとめるのに針と糸を使う方法は、いたって普通ですが、今回の実験では、針と糸で縫ってみました。
名づけて「ソーイングジョイント (sewing joint) 」。
折り紙 30 :
和紙、画用紙を使いました。
針と糸 :
綿 100 % です。
ボタンホールステッチ
ランニングステッチ
いわゆる「ぐし縫い」です。並縫いとも。
パラレルざぶとん
ボタンホールステッチ
パラレルざぶとん
ボタンホールステッチ 拡大
パラレルざぶとん
ランニングステッチ
パラレルざぶとん
ランニングステッチ 拡大
それぞれの縫い目が模様のようになって、おもしろいです。接着剤などのまとめ材では出せない、ハンドメイド感もあります。
接着剤とは違って、糸をほどくだけでやり直せます。
かなりしっかりとした仕上がりになります。少々乱暴に扱っても、ジョイント部分が外れるということはなさそうです。
接着剤などのまとめ材に比べると、恐ろしく時間がかかります。途中で眠くなります (真剣に) 。
うっかり針を刺す場所を間違えると、針穴が残ります。
薄い紙だと、糸を引いた時に破れやすいです。逆に紙が厚すぎると針が刺さりにくいです。
縫い目が模様のようになるのは、ソーイングジョイントの素晴らしい特徴です。ちまちまと時間がかかっても、仕上がった時には、それが何でもなかったくらいの感動があります。
このジョイントでは、くす玉折り紙を作る技術の他に、お裁縫の技術も必要になります。ステッチの方法をたくさん知っていると、もっといろいろな仕上がりを楽しめそうです。
間違えて針を刺すと針穴が残ったりしますが、チェーンステッチやバックステッチ (返し縫い) のような縫い方なら、ごまかしの術が効きそうです。
ソーイングジョイントの実験でわかったこと。
答え : Mio さんは裁縫がヘタクソである。
レポート : 2012年 12月 14日
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