憲法9条と財政法4条は「不戦の契り」by 藤井聡氏

進撃の巨人 アニメ公式ホームページより

私が、半世紀生きてきて、一模糊(モコ。10兆分の1。0.1ピコ)も関心を寄せない分野だったのが「政治」「経済」「歴史」だった。
それがどういうわけだか、政治については最近やたら関心を持って勉強をしている。
でも、政治もさほどむずかしくないように思う。ようは、ただ日本のこと、日本人のこと、日本の郷土文化を大切に思うようになれば良いだけなんだな。 

それで、あっちゃこっちゃの保守系の動画を見ているうちに、どういうわけだかうっかり(?)経済の勉強もしていることに気がついた。どうやら政治と経済は繋がっているらしい。(←常識。だけど、私はふつーの常識がなかったりする)

かと言って、この私が、いきなり小難しい経済が理解できるわけじゃぁなくて、藤井聡氏(京都大学大学院工学研究科教授、『表現者クライテリオン』編集長)や三橋貴明氏(株式会社経世論研究所代表取締役社長、一般社団法人国家ビジョン研究会経済財政金融分科会副会長)のビデオを見ながら、一生懸命ハミハミ(食み食み)と咀嚼しているところ。

なんで経済を勉強する流れになったかというと、まぁ、ようは、GHQのやり方があんまりすぎるぜよ。というところから火が付いた。

財政法4条とは何か

財政法4条に書かれてある内容

  1. 国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。
  2. 前項但書の規定により公債を発行し又は借入金をなす場合においては、その償還の計画を国会に提出しなければならない。
  3. 第1項に規定する公共事業費の範囲については、毎会計年度、国会の議決を経なければならない。

この法律は、わかりやすく言うと「国債」を作っちゃいかん、国のお金は税金で賄え。と言っている。
これのどこがおかしい? と思った方、あなたはすでにGHQとメディアに洗脳されてますぜ。

「国債を発行すると国の借金が増えて財政が破綻する」という財政破綻論は大嘘です。ちょっと脱線するけど「MMT」とは何ぞやを解説。

なんで洗脳されてると言うのかと言えば、おそらくその人は「国債を発行すると国の借金が増えて財政が破綻する」という説を信じていると思うからなんだな。

でも、実はそうじゃないんだ。

  1. 国債 = 借金 じゃぁない。(国の赤字は借金じゃねぇ。一般でいうところの借金とごちゃまぜにしちゃいかん。)
  2. 国債はなんぼ発行しても、国の財政は破綻しない。

これは MMT(Modern Monetary Theory / 現代貨幣理論 または 現代金融理論)に依る。

MMTとは、

現代貨幣理論
Modern Monetary Theory

政府が財政赤字を拡大、悪化させても、発行している国債が自国通貨建て債務であるならば、債務不履行には陥らないと主張する経済理論。アメリカの経済学者ステファニー・ケルトンStephanie Kelton(1969― )らが提唱。英語の頭文字からMMTともいう。
by 日本大百科全書(ニッポニカ)

【東京ホンマもん教室】年末の総復習!超入門MMT

この藤井聡氏の「MMT」の解説がとってもわかりやすかった。

今の日本は、政府もメディアも「国債を発行すると国の借金が増えて財政が破綻する」というセオリー(財政破綻論 / 財政均衡主義)の一本推しだけど、実はその他にも、経済学の学説はいろいろある。

そういうことを、まず知るっちゅうことが、自分の考える幅を広げるということで大切なことだと私は思うんだな。

じゃぁ、何のために財政法4条があるのか

こたえ:

二度と日本に戦争をさせないため に、GHQ(アメリカ)が作った。

このからくりを藤井聡氏が「プロレス技」と「進撃の巨人」のたとえで解説されていた。

が、私はどちらもよく知らないので、どんな感じかちょっとわからなかった…。(←アニオタ失格)

【藤井聡先生③】日本の諸問題の根本原因に言及しないエセ保守たち~前編~

【藤井聡先生④】日本を縛る鎖は憲法9条だけではない!エセ保守が言及しない根本原因~後編~

【激論!】財政破綻論の大嘘 (田原総一朗×藤井聡×三橋貴明)

めちゃくちゃ緊縮財政派だった田原聡一郎氏は、藤井聡氏からMMT論を説明され、積極財政派になったらしい。積極財政とは「経済の拡大や社会資本の整備のために、積極的に支出を増やそうとする財政。by デジタル大辞泉」

三橋貴明氏は財政法4条について、興味深いことを語っておられる。

そして、国債を発行せず、防衛費を抑制し続け、東アジアの軍事バランスが崩れると、戦争が起きる。
つまりは、「戦争をさせない」ために制定された財政法4条が、東アジアに戦争を引き起こそうとしている
という話なのでございます。

安倍元首相は「3点」 by 藤井聡氏

藤井聡氏は安倍内閣の時に内閣官房参与だった。(2018年12月28日に退職)。
そして、安倍元首相について「3点」と評価されている。他の首相はマイナス点なので、これは結構すばらしいことなんだそうな。
安倍元首相は首相を辞められてからの方が、財政について勉強されていらっしゃったのだとか。

しかし、これらの動画を見ると、諸悪の根源は「官僚」っちゅうことがよくわかる。
また、同時に自民党の西田昌司氏という方を知った。この方は本当の保守派だと感じた。自民党の中にもほんとうの保守派がいる。

安倍晋三は何と闘っていたのか?9割以上の国民が知らない永田町大闘争(西田昌司×藤井聡×柴山桂太)

安倍晋三からの教訓〜日本の政治システムの重大欠陥(西田昌司×藤井聡×柴山桂太)

緊縮財政は国債を発行しないから、増税になって国民の負担になる。
「財政が破綻するから増税は仕方ないよね」という政府の言い分は嘘っぱちだから、真に受けない方がいいと思う。

そういうの、ひとりひとりが知っていくことが大切だな。と思った。

「増税は正しい」と思わせる財務省の巧妙なレトリックとは?(三橋貴明)




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