クアラルンプール国際空港でトランスファー

クアラルンプールからコーチンへ

  1. Jakarta (Indonesia) → Kuala Lumpur (Malaysia)
  2. Kuala Lumpur (Malaysia) → Kochi (India)
  3. Kochi (India) → Dubai (United Arab Emirates)
  4. Dubai (United Arab Emirates) → Tbilisi (Georgia)

乗り換え時間4時間もあるけど、ぶらり途中下車の旅の気分になれない理由

飛行機に乗る時は「最低2時間前にはロビーに」と言われている。
チェックインしたり、受託手荷物を預けたり、セキュリティチェックを受けたり、出国審査を受けたり、いろいろ時間がかかるからだろうな。と思う。

さらにトランスファーの場合は、入国審査を受けたり、自分の受託手荷物を受け取ったりする時間が必要だ。

それと、到着ロビーと出発ロビーの位置も問題。

到着ロビーが同じ建物内だったらラッキーだけど、違う建物だっちゅうこともザラ。
何をするにしても人一倍時間がかかる私の場合、乗り換え時間が4時間あっても、のんびりできないんだな。

到着ロビーとKLIA2は離れている

クアラルンプール国際空港の到着ロビーも、自分の利用したい航空会社のロビー KLIA2 とずいぶん離れていた。
移動は無料のシャトルバスか KLIA express という列車があるらしい。
私は KLIA express で。なんと2RM(約60円)と有料だった。 財布にマレーシアのお金を入れっぱなしにしてて、よかった。よかった。(←この時実は、タイのお金もインドネシアのお金も入れっぱなし。)

gateway@klia2
KLIA2 に直結のショッピングモール

今度の天使は力強い in マレーシア

前回エア・アジアを利用した時に、蛋白だと書いたが、どうやらエア・アジアのチェックインカウンターは、向かう先によって様子が違うらしい。と言うことが分かった。

インド方面のカウンターには、ちゃんとチェックインを受け付ける人がいた。

おそらく、このカウンターでいいだろう。と思ってカウンターの列に並んだけど、掲示板に出ていたアルファベットと数字の組み合わせがカウンターとちょっと違う。

「ここでいいんだろうか?」

アルファベットが一致しているカウンターはここしか無いので、たぶん合ってると思いながら、前に並んでいたインド人の男女3名グループに、念のために聞いてみた。

「Is this to Kochi? (これはコーチン行きですか?)」

するとひとりの女性が

「You should check the bord.(掲示板をチェックした方がいいわよ)」
と、掲示板を指差す。
となりの男性もうなずく。

いや。チェックしたけど分かんなかったから、聞いてるんだけどな。

「I did, but…(←これ以上の英語が出てこない)
…Okay, thank you very much.(わかった。どうもありがとう。)」

ま、いいや。と思った。
たぶん、ここで合ってるな。もし間違ってても、並び直せばいいし。
それより、前のふたりはコーチン行きじゃぁ無いんだろうか??

不思議に思いながらも、おとなしく並んでいることにした。


するとさきほどの男性が私を振り返り、
「You can ask the counter. (カウンターに聞いたらいいよ)」

みたいなことを言う。

私はうなずいた。
「Yeah.(うん。)」
でも、まぁ大丈夫だろ。

そう思ってそのままぼけーっと並んでいたら、しばらくして男性が私を振り返り、「カウンターに聞いてみたら?」 と繰り返す。女性はというと、もうひとりの女性と何か一生懸命でトーク中。

「Thank you, but it’s okay.(ありがとう、でも大丈夫。)」
と返した。
その後、またしばらくして、男性が再び「カウンターに聞いてみたら?」と言う。
私が動こうとしなかったからだろうか。
男性は 「自分が聞いてこようか?」 とそのまま列を離れようとする。

「Oh, it’s okay, okay.(うぉー、大丈夫、大丈夫。)」

慌てて止めた。
なぜに、そこまでしてくれる??

不思議だった。
おばちゃんの一人旅だからか?
それとも、私が英語をしゃべれないと見切ったからか?

その後も数回、男性とそのやり取りが続いた。

その度に
「It’s okay.(大丈夫)」 と答えた。

男性たちのグループが受け付けの順番になった時、男性が、

「ちょっと待ってて、聞いてくるから。」

とカウンターに向かおうとするので、

「I will. Thank you very much!!(私がします。ありがとう!!)」 と、次のカウンターを指さして答えた。

男性はうなずいた。

何としてでも助ける

実際、コーチン行きのチェックインカウンターは、私が並んでいたところで合っていた。
私はパスポートを差し出しただけで、尋ねることもしなかったんだな。

それにしても、今回出会った天使は力強かったな。と思った。

アドラー心理学では 「心配や不安や怒りなどの感情または暴力などを使うことによって、相手を支配(コントロール)することをしない対人関係」 を学んだりする。
つまり相手の言ったりしたりすることを尊重(アドラー心理学では「尊敬」)する。ってことなんだな。

ただ、たとえば

「今、自分の目の前で自殺をしようとしている人がいた場合、そりゃぁ、相手の言動を尊重している場合じゃない。何としてでも止めにゃならん。力づくでも止めにゃならん。」

みたいなことを誰かが言われていた。(野田俊作氏だったような…。ソース元がどこだったかもさっぱり。)

今回の天使に出会って、何となくそのことを思い出していた。

「何としてでも助ける」

かぁ。
カウンターに尋ねるくらいだし大げさかもしれないけど、彼みたいな人がいると思うだけで世界が救われる気がするなぁ。

そう思った。


次回はコーチン国際空港のトランスファーをご紹介。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え


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